2018年1月26日金曜日

いろんなテイストがあるのだ

大学時代の先生のフェイスブックのポストなんかをみていて、ああ、いろんなテイストの文章があっていいのだなぁ、と思う。
別に自分が好きな類の文章や、自分が書けるタイプの文章だけではなくて、それ以外がある、ということの豊穣。 それ以外、があるからこそ自分が際立つ、というのではない。 それ以外はそれ以外に確固とした固有の価値がある、というそのことがいいのだ。
それ以外、を、自分の価値観を際立たせる道具というか、「それ以外」に分類してはいけないのだ。
それ以外、は、自分以外にもちゃんと意識のある人間があること、僕以外が哲学的ゾンビではないこと、そこに、自分以外の一つ一つの26年分の、そしてそれ以上の、それ以下の、それぞれの一回しか経験できないそれっきりの人生があるということを思い起こさせてくれる、そのことが言われのない喜びをもたらすのだ。

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