出版社の隣にあるコワーキングスペースで、翻訳の仕事をしている。
その出版社のドアが開いたとき、本の匂いが鼻をついた。
自分にとっての青春ってなんだったろう、と考えた。
それは、東京駅にある丸善の本店で、大学の帰り、毎日のように閉店まで語学書のコーナーで本を読んでいたときのことだ、と思った。
本に囲まれていたことそのものが青春だ、というのではない。
でも、大学生になって、まるきり新しい世界と触れるようになって、その象徴として、中心にあることが何か、と考えると、oazoの中にある丸善だった。
地理的に、地元の横浜から、大学に着くまでの中間ぐらいだった、ということもある。
それと、授業がある日もない日も関係なく通った場所だった、ということもある。
僕はよく東京駅からバスに乗って成田空港に行っていたから、日本と他の世界をつなぐ玄関口のような感じもしている。
東京駅に行きたいな。
0 件のコメント:
コメントを投稿