朝遅め。相変わらず猫のぽんちゃんは警戒をしているようだけど、少し家の様子には慣れてきている感じもする。安心した目つきを見ることが多くなった。怖がって押し入れに引っ込んでから、再び外に出てくるまでの時間がほんの少し短くなった感じがする。ととん、と物入れから降りてくる時の音を聞くと嬉しくなる。出てきてすぐに構おうとすると、えっ、という顔をする。しばらくは放っておく。
タリーズへ。日記をさっと書き、絵を描く。
お昼は「加とう」の親子丼。ここは鴨せいろも美味しい。どれを食べても美味しいし、手頃な値段だ。そのまま少し歩いて、ドトールへ。シェイクを飲んで、少しだけ岸根公園で陽を浴びる。今日は妙に暑い。そして電車で、新百合ヶ丘に行って、映画『マルケータ・ラザロヴァー』を見る。映画館でやっているうちに見ておきたかった。始まって一時間は、一日動いてすでに眠かったこともあって、ほとんど寝ていた。響く不協和なコーラスに、「ああ、こういうタイプの映画か」と思い、予想はしていたけれど案の定退屈な気分になる。
だが、本編が始まる前に予告が流れていたアリス・ギィという女性の映画監督の話を見て、この人が、それまで事実を記録するのが主だった映画に物語を持ち込んだ、というようなことを聞いて、映画が辿ってきた歴史について考えながら見ると、また違った印象だった。映画って、本来的にはもっと自由な表現形式なんだよね、と思った。
三時間弱の映画内容。半日見ていたように感じた。一つの世界に入り込む、という意味では面白く、稀有な体験だった。じゃあもう一度見るのか、人に薦めるのか、と聞かれると、人には薦めないが、もう一回見てもいいかもしれない。意識が飛ぶ。
サイゼリヤでワインとピザとパスタを食べて、帰った。安くて美味しい。
不安で作れない、という日々が続いているけど、それは逆で、作っていないと不安だ、の裏返しであるような気がしてきた、というか、そうだと思うことにした。作っていないと不安だ、と思って、作り続けている方がまだ健康であるような気がしている。
2022年9月16日
0 件のコメント:
コメントを投稿