別の場所にいる、他の人のことを想う。
それはシンガポールを想うのと同じようなことなんじゃないか、と考える。
シンガポールに行ったら、僕は、その一面をみて、ああ、いいところだったな、と思って帰ってくる。
もちろんひとつの国の中には、いいところも悪いところもある。悪い奴がいたり、政治がよくなかったり、水が美味しくなかったりするだろう。
あるいは、食べ物が美味しくて、人が親切で、面白いイベントをやっていたりもする。
僕は、この後者の方、色々と楽しかった方の記憶を以て、ああ、シンガポールってやっぱりいいな、って想うわけである。
そういうこと。
他人が持つ経験や思考の深淵は絶対に覗けないし、そこにいいと悪いが混濁して存在しているのは知っているんだけど、僕が思い出すのは、たとえば陽の当たる部屋で、一緒に猫を膝に乗せて会話をした記憶とか、そういう方だってこと。
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