僕は昔、工作をするのが好きだった。お菓子の箱なんかがあると、それをとっておいて、あとで迷路に改造したり、何か他のものに見立てて使ったりしていた。
そういうような、「常に何かを作っていたい」という気分と、何かを言いたい、という気持ちはとても似ている。
方法とかける時間がそれぞれ異なるだけで、何かを言うということは、本質的には、何かを作る、ということだね。これ、頭の中にあるだけだとダメだなぁ、と思う気持ちが、外に形を持ったものとして現出させる意欲で、その発露である、という点で、一緒なんだ。
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なんか、くだらないことばっかり書いているなぁ、とたびたび思う。
でも、それも含めて、もういいや、なんでも、と思ってとりあえずこの頭の中にあるものを、自分が楽しむという目的一つで外に出す、というのが一番いい、ということにするつもりでいる。人間生きていると、何か調子が良くても、必ずどこかでストップがかかって、行きすぎないようになっていて、うまいことバランスが取れてるんだな、世界って、と思ったりする。
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思い切り勉強をしたい、という欲が、今、ある。どうも自分の知識が本当に少ないものに思えてしまって、もっともっと、「自分が本当に知らないことは何か」を探すような旅に出たいと思っている。
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ああ、でも、ものを書く、というのはまさにそういう行いでもあるんだ、と今、ようやく思った。人は「知っていることを書く」のではない。知らないところがどこか、ということを知って、そこから書くという作業が始まるんだ。
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