旅が恋しい気持ちを執筆にぶつけている。
旅で得る充実した気分は、終わった後にその旅を反芻する時、一番完璧な形になる気がしている。自己の移動と人との交流が鑑賞対象となるとき、その旅が物語という一個の作品になる。
だが旅について語ったり、文章を書いたりすることで言えば、僕は美化や誇張とずっと戦っている。話を盛ってしまう自分との戦いとも言い換えられる。
特に外国で体験したことなど、ついつい面白おかしく、武勇伝みたいに話してしまいがちである。僕は、話に、真に面白い内容が含まれていない場合、その話はその面白さの度合いにあった語りで外に出されるべきではないか、と思っている。
語り方次第で話は面白くなる、というのはもちろん事実である一方で、自分自身が本当にそれを切実に語りたいと思っているのかどうか、という点は、ずっと心に留めておく。
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本当に、具体的に、計画を立てるとやる気が出てくる。
漠然とした不安には、とにかく、お金でも、時間でも、なんでもとにかく具体的に計画を立てることが大事だ。
目を見る相手を明確にするのだ。
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