盛岡からほど近い、紫波町というところに来ている。到着したのは昨日で、駅に着いた瞬間に、全然人がいないと感じられた。日曜日の朝だからかもしれないし、元々こうなのかも知れない。パン屋でパンとコーヒーを買って、ベンチで食べた。ヨーロッパの夏の日々を思い出した。特に、チェコにいた頃のことを思い出した。その後に、チェコ大好きのあまのさくやさんに会うことがわかっていたからだろうか。そんなこともないような気がする。建物の感じ、草木のにおい、空気の香り、遠くの空。総合すると、今まで行った中では、一番合致するのがチェコの小さい町のような気がした。
あまのさんが、町の小さな商店街(といってもそんなにたくさんお店があるわけではないのだが)にある古い建物でワークショップをやる、というので、ものを運ぶ手伝いをしながら、その周辺に一日中いた。ワークショップの参加者の方と話したり、少し歩いたところにある新しいカフェに行って飲み物を飲んだりして過ごした。別に何をしに来たのでもなくて、ただ何が起こるか楽しみで来て、たくさんの楽しいことが起きている。
そしてそれでも、こんな時にでも、僕はなんでこんなところにいるんだろう、という思いを抱えながらいつもと違う場所にいる。なんで僕はいつでも小さな焦燥感を抱えているんだろうか。
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