2022年7月5日火曜日

会話の奥の方にあるもの

 昨日まで数日間、人とたくさん会って少しイレギュラーな生活が続いたので、今日はリズムを元に戻そうと、いつものカフェに来た。

  僕はいつでも人と喋っていたい。これは否定し難い僕自身の欲求である。でも、実際にはそうはいかないので、何か別の形に昇華するわけだが、どうせ時間をかけるなら、それこそが僕の仕事の本質になっていけばいい、と思った。文章を書くということは、取り組む意識次第では会話である。絵を描いてそれを見せるということも、会話である。それは、ひとりで作ったのちに作品にして差し出す、という一連の行為が、引き伸ばされた形の会話である、という意味である。

 そう捉えると、受け取りやすい形にすることが何より大事である。もちろんこの日記はこのままの形でもいいんだけど、この日記、いや、文章を、本の形にして差し出す、ということも、それは僕にとって「人と実際に会話する」ことで満たしたい欲求の、もっと深部を満たす行為になるはずである。

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