あれ、今日って10日だっけ、と思って、確認したら9日だった。何かを10日までにやるんだったな、と思って、ああ、そうだ、投票行くんだ、と思った。
忙しいなぁ、と思うのに、何もできなくなってしまう、という時間がある。何だか、これやってもどうせ少ししかやること終わらないし、みたいな気分になる。これがなぜなのか、今まで全くわからなかった。やることがあるなら少しずつ終わらせるしかないのに、なぜいざそれに取り組もうとするとまるで無駄であるかのような錯覚を起こしてしまうのか。
僕はそれが、「やり終えられたとしても、それが万全の成果ではないということが予期できてしまうから」だとわかった。
試しに、「もう、何一つうまくいかなくていいや」と、むしろ何も成功させてはいけない、というルールを自分に課してみたら、今まで躊躇していたようなことがすいすいとできた。
僕は今二階に住んでいるのだけど、洗濯していたTシャツが落ちてしまって、隣の人の家の庭に行ってしまった。これを取りたくて、声をかけようと思っていたのだけど、何だか二の足を踏んでいた。でも、「まぁ別に悪く思われても、迷惑そうな顔をされても、なんでもいいや、うまくいかないのが前提なんだから」と思ったら、さっと行って、すいませーん、と声をかけて、ニコニコしながらまた落ちちゃって(二日前もシーツが落ちた)、ご迷惑おかけしますー、なんて言って、向こうも「あー、はい、どうぞー」なんて言って、それで終わったのである。
「何も考えるな」というのは無理なので、むしろ「よーし、失敗しに行くか」と積極的に思っていくと、何だか全てのことがスムーズにできるのだった。
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