2021年3月24日水曜日

ながいつぶやき(80)「ジャグリングの展示をつくる 2」

昨日言った「原稿」というのは、僕のジャグリングの話のこと。

何を具体的に書いてくださいとは言われていないが、「青木さん、書いてください」と三輪舎の中岡さんに声をかけていただいていた。「年内にお願いします」と。2020年12 月の頭のことだった。

その締め切りの期間というのは、半分はノリだったのかも知れない。あるいは中岡さんのことだから、そういうふうにきつめに言っておいて、著者を伸ばすタイプなのかも知れない。どこまで本気だったのか、わからない。でもとにかく、本当に原稿を年内に書いて出して、あっと言わせてやる、と思って、朝4時に起きて毎日数千字書いていたんだけど、結局頓挫してしまった。根が本当に怠け者だ。

折に触れて、「書いていますか」とは言われるのだが、どうにも曖昧な返事しかできなかった。

だが、本をきちんと出してみたいという思いはずっとあった。ただ、僕は怠け者だから、このままだと一生本なんか出さないんだろうな、と思った。

PONTEとか、自費出版のちょっとしたエッセイ集とか、出したことはあるが、あれはまた別の話で、もっとパブリックなものが作りたい。

であれば、そのきっかけとして、「ジャグリングの展示に間に合わせないとダメ」という状況を作るしかない、と思った。

もう一ヶ月ない。

普段から「やるしかないとなれば、人はやるんだ」などと自分でも言うが、実際に自分をそういう状況に自ら追い込んだことなんてほとんどない。

やるなら今しかないだろうなぁ、と思った。

入念に準備をして、時期が整ったら満を持してやる、みたいなやり方はダメだ、ということも常々思っている

展示と本が出来上がっていく様子をこんなふうにしてウェブで発表していたら、本当の本当に、後に引けないだろう、と思っている。

※※※

昨日、PM Juggiling という、手作りのジャグリング道具を売るお店を経営しているだいごさんとあって話をした。今度の展示には、だいごさんにも関わってもらおうと思っている。

「ジャグリングと生き方」というのがテーマである。であれば、就職などの道を選ばず、ジャグリングとずっと向き合ってきて、PM Juggling を運営するだいごさん、こんなにも適した人はいないじゃないか、と思う。

他にも数人声はかけていて、あとは、展示という形式にどう落とし込むか、もし、必ずしも「展示」という形ではないとしたらどういうことが考えられるか、展示以外にもイベントをたくさんやりたいので、どういうことができるか、と、計画を立てている。

今のところ、トークをたくさんやりたい、と思っている。

ジャグリングの話が幅広く聴かれる機会なんてそうそうないから、選りすぐりの、面白いトークをやってやりたい、と思っている。

※※※

日銭稼ぎの仕事も過去最高に増えていて(4日以内に文字起こしオーディオ9時間分とか、笑っちゃうぐらいの量がある(笑)けどこれは計画通りやらなかった僕のせい)全然時間がないのに、昨日は、それでも、バイクに乗りたくて乗りたくてしょうがない気持ちで、何にも集中できなかったので、バイクに乗ってきた。

些細なこと、荷物を載せる部分の大きさとか、乗った時の感じとか、いろんな、ウェブで見ているだけではわからなかった、そのバイクと、自分の身体との関係性に関する一次情報がたくさん得られたので、やっぱり、パソコンと向き合ってずっとリサーチなんかするの、本当、意味ないな、さっさと形あるものと向き合うのが吉だな、と思った。

ほんとに。



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